20代の終わり、ある一眼レフカメラの購入を検討していた時に、お目当てのカメラを初めてショーウィンドウに見つけた、とあるカメラ店での出来事です。 とてもうれしくて、やはりカメラは手にとってシャッターの感触を確かめてみたいので、店員にそう言ってみたところ、「このカメラは、売り物なのでダメです。」 でも... と言うと、「当店は、安くしているので、ゴニョゴニョ... ほかのお店で触って来て下さい。」 ・・・絶句。 確かに、そのカメラ店は「他店」よりも安かったのですが、「他店で触って確かめて、安い当店で買え。」それは、無いだろう。道から外れている事では。 ワクワクの気持ちも、一気にクールダウン。「2度と来るかー!」と(心で)叫んで、店を出ました。 心なしか、ショーウインドウに並ぶカメラ達のレンズの視線が、冷たく感じます。
その時以来、自社の販売を延ばすために、能動的に他社を利用するような行為は、慎むべき事だと思っています。 クーピーさんに、ビリビリを体験するためにエステをご利用される事をご提案しましたが、その後、弊社で買ってほしいとは、どうしてもこの事が、トラウマのように、引っかかるので言えません。
エステで試されて、「うん。これなら!」、と思われたら、そのお店で買っていただきたいと思うのは、この理由からです。 ご判断はお任せします。
「賢くないよ。」 そう言われれば、確かにそうなのですが...
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